なぜスライドギターか

僕はスライドギターが好きです。 自分でも弾いていますし。 なぜ、スライドか? 一言でいうと気持ちいいから、です。 生理的快感も高いですよね、あのひゅーんと言う音が。 通常のギターではありえない、経過音も聞こえるというのも 大きいかもしれない。フレ…

ビートルズのレコーディング魂

ジェフ・エメリックというレコーディングエンジニアの書いた 『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』という本を読みました。ジェフ・エメリックという人は、全盛期のビートルズの エンジニアをしていた人です。 もちろん、ビートルズ後も現役の第一線でずっと…

今夜は音楽観光

ははは。 もう、今日の今日。今夜です、音楽観光。 桜も咲いていますね。うれしいぞぉ。 私・いしはらの主宰イベントのお知らせです。 4/1 音楽観光 第3回 at 高田馬場天窓 http://www.otonami.com/tenmado/news/ 18:30 開演 1500円。MonkeyMelon…

My Space はごった煮で面白い

MySpaceってご存知ですか? いや、知っている方もきっと多いですね。 音楽に特化したSNSというか。 アメリカでは最大のSNSだそうです。 日本版も昨年の秋から始まってます。 僕も2月の下旬から始めたのですが、 ミュージシャンにとっては、実に使いやすく、 …

いとしのチャボさま〜中年ギタリストからのラブレター

最近ギタリスト話が続いていますが。 僕も中年音楽愛好家のご多分に漏れず、 あまり最近の音楽に詳しくありません。 最近の人、といえるミュージシャンできちんと聴いているのは、 ベン・ハーパー、ジャック・ジョンソン、G・ラブ くらいのもので、あとはなに…

今日は自分のイベントを

いしはら、季節はずれの寒さに めげそうになりつつも 歌に仕事にまい進です。 今日は自分の主宰する音楽イベントのお知らせです。 4/1(日) 音楽観光 第3回。 東京・高田馬場天窓 会場地図はこちら ↓ http://www.otonami.com/tenmado/news/18:30 開演…

ギタリストとしてのニール・ヤングは子供の絵日記

ニール・ヤングをギタリストとして評価する人が どれくらいいるのでしょうか? ソングライターとして、シンガーとして好きな人は たくさんいるだろうけれど、 ギタリストとしてはどうなのでしょう。僕はニール・ヤングのギタープレイが大好きです。 いわゆるテ…

スティーブ・クロッパーは地味だけど華のある職人だ

好きなギタリストシリーズ第四弾です。 スティーブ・クロッパー。 もう大好きです。 分かる人にはわかるし、知らない人には誰?ですよね。 ブッカー・T&MG'Sのギタリスト、というより、 メンフィス・スタックスのハウスギタリストで オーティス・レディングや…

スライは『サンキュー』といいながら 匍匐前進していた

スライ&ザ・ファミリーストーンの「暴動」に収録の 「サンキュー・フォー・トーキン・トゥ・ミー・アフリカ」は すごく好きです。 このアルバムが発売される前に出た「サンキュー」と 同曲なのですが、別テイク。 いや、別の曲と言っていいくらい演奏から受…

ルー・リードの歌心

ルー・リードと歌心。 およそ縁遠いものに思えますよね。 でも。ライブは生もの。手を抜いたらそれはすぐ結果に出ますし、その時の気持ち一つで、音も違います。 今は自分としては非常にいい状態だと思っています。 「歌」にすごく「なりきれている」気がする…

iPod ,iTunesで聴けるようになりました

今日はちょっと自分の音の宣伝です。 私のレーベル・相模の風で運営している『風ラヂヲ Ch1』 というポッドキャスト番組が iTunesに登録されました。 もちろんiPodで聴けます。iTunes で聴いたり、ダウンロードする方法は?まずiTunesを開きます。iTunesのホ…

ジョージ・ハリスンは弱さを表現させたら世界一!

今日もギタリスト話を。 前回取り上げたのがキース・リチャーズでしたが、 今日はジョージ・ハリスン。 もちろん好きだから、なのですが。 しかし、べたべたですよね。 好きなギタリストが、ストーンズにビートルズだなんて。 自分でもちょびっとべたかな、と…

ギタリストを体現している男 キース・リチャーズ

先日取り上げた、井上陽水さんの話に続いて、ギタリスト話を。 自分もギター弾きなので、好きなギタリストはたくさんいます。 どちらかというと、特別うまくはないけれど味がある、 というタイプの人が好きです。 いわゆるテクニシャン、にはあまり興味がな…

凝っているけれど軽さがおいしい ポール・マッカートニー

ポール・マッカートニーの作るメロディには 豊かさと普遍性があると思います。 ビートルズは言うまでもなく、ソロになってからの作品も もちろんそう。 僕の個人的な好みでは、ポールの力作、というよりも 肩の力が抜けて、なんとなくすっと作ってしまったよ…

ちょっと早い春に グルーヴィン

今日は天気がいいですね。 なんとなく、でヤングラスカルズの ベスト盤をかけていたら。 「グルーヴィン」が流れてきたら、 なんだか泣きそうになりました。 この春先の暖かい朝にぴったりの音。 大げさだけど、生きてるっていいなぁ、って思えるような 春の…

おおはた雄一の乾いた風

おおはた雄一さんの新しいアルバム「ふたつの朝」を わりと良く聴いています。 ワイゼンボーンギターの響きが乾いた風を連れてくる。彼がメジャーデビューする直前のライブを見たことがあるのだが、 なんとも自在なギタープレイ。そして押し付けがましくない…

ギタリストとしての井上陽水

僕が影響を受けたギタリスト〜僕はギター弾きなのです〜の第一号は 井上陽水だ。 中学3年でギターを弾き始め、高校に入って軽音楽部に入部。 毎日学校でおおっぴらにギターを弾き、歌えるという 至福の環境を手に入れ、そこで夢中になったのが井上陽水。 嗚…

ポッドキャスト「風ラヂヲ」始めました

いしはら、自分の曲を中心としたポッドキャスト 『風ラヂヲ』を開局しました。 わたしのホームページ http://www.sagaminokaze.com/main.htm の『風ラヂヲ』をクリックしてみてください。 週に一度くらいにペースで曲をアップしていこうと 考えています。 是…

ちょいとリニューアル いい年になって音楽する

今まで読んでくださった皆様、ありがとうございます。 ちょっとリニューアルです。今まで、『今日のお薦め』と言う形で、自分の好きなアルバムや曲のことなどを語っていましたが、それを発展させる形で、そして、もう少し違うアプローチの音楽四方山話も交え…

一曲の代償が22年 グッド・ヴァイブレーションズ

「グッドバイブレーションズ」 ビーチボーイズの曲の中でも、「サーフィンUSA」とならび、バンドの顔のような曲である。 当然僕も何百回聴いたか分からない。 だが。 最初は全然好きになれなかったのだ。 初めて聴いたときから惚れてしまった、という曲で…

一人っ子の音楽 トッド・ラングレン

40歳を過ぎて『一人っ子』もなにもないものだけれど。僕の場合なにをやるにしても「まずは一人」というのが基本なのだ。 二人以上でなにかするのは、ちょっと特別なこと。 だから嬉しい。だから苦しい。でも楽しい。 ずっとそうだったから、あらためて対象…

音楽の魔法 ビー・マイ・ベイビー

ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」 ロネッツのというより、フィル・スペクターの、といった方がいいかもしれない。 そんなフィルの「魔法のポップス〜ウォールオブサウンド」の魅力を詰め込んだ曲だ。ドリーミー、楽しい、微妙に切ない。 歌詞が分からなく…

明日は音楽観光

たまには自分のことも書きましょうか。普段は僕の好きな音楽のことを書いていますが、 僕は自分でも音楽をやっています。 新たに、企画ライブを立ち上げました。 明日、その第一回目を東京の御茶ノ水で開催します。いしはらの新企画イベントライブ 音楽観光 …

怪しい存在感のイアン・デューリー

イアン・デューリー&ブロックヘッズ。 あーイアンも数年前に亡くなってしまったが、白人ファンクバンド、ナンバーワンである。わし的には。 もう20年前になるが(20年!)、ウィルコ・ジョンソンと共に来日したことがあって、それを見に行った。 もちろ…

国盗り物語 で熱くなる

音楽の方がネタ切れ,と言う訳ではないのですが。 でも、今日も本を紹介したい気分なので、これで。司馬遼太郎が亡くなってから、もう10年以上経つ。 僕は大ファンというわけではないのだが、この人はなくなってからも、その著書は絶大な支持を受け続け、…

ジョージの魅力は異性に接する魅力

ジョージ・ハリスンはホントに魅力たっぷりな人なのだが、決定的な押しや強さに欠けると言うところも併せ持っている。 いやらしい言い方だが、「分かる人には分かる、はまるひとは はまる」という部分が非常に強いのだ。 初めから肌が合う、という場合か、は…

サイケの伝道師 プリンス

プリンスが3年ほど前に出した「ミュージコロジー」 もうプリンスも40代後半、というのが信じられない、というか信じがたい気もするが、オッさん、かましてくれました。 個人的には「ゴールド・エクスペリエンス」以来の傑作である。「イマンシペイション…

グラハム・ナッシュの青い涙

グラハム・ナッシュというと、あのCSN&YのNの人である。 もっと前は「バスストップ」のホリーズの人である。 彼の「ソングフォー・ビギナーズ」というソロ・アルバムに入っている「シンプルマン」 もう、その名の通りシンプルマンについて歌ったシンプ…

今日は本ですが 重松清さんの流星ワゴン

今日は本のお薦めです。 重松清 著『流星ワゴン』 この重松さんの本を読むのは初めてだ。この数ヶ月、著者名には引っかかっていた。けっこうあちこちで名前を見かけるし、同世代らしい。 同世代だからどう、ってこともないのかもしれないが、やはり、同じく…

時代を間違えた男 レニー・クラヴィッツ

レニー・クラビッツは時代を間違えて生まれた男だ。 彼の音楽にある、1960年代、70年代前半の音に対する、尊敬及びファン的な愛情。 一度、過去にスタイルとしてできあがってしまった音楽に対する、「その現場にリアルタイムで立ち会えなかった悔しさ…