2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

パソコンではない方のマッキントッシュはディオンヌ様の香り

昨日、久々にお茶の水へ行って来た。 僕は学生時代、お茶の水がホームグラウンドだったので、もの凄く懐かしかった。所用を済ませたあと、街をぶらぶらしつつお買い物。 お茶の水はご存知の通り、楽器屋の町、スポーツ用品店の町、古本屋の町、だ。 でも、古…

絵に描いたようなだめ人間 デニス・ウィルソンの美しいバラッド

ビーチ・ボーイズのドラマー、デニス・ウィルソンはもう絵に描いたようにダメ人間だったらしい。 わがままで、女たらしで、金遣いは無茶苦茶で、ヤクもやり放題で、日常の行動もはちゃめちゃ。 挙げ句の果てに冬のカリフォルニアの海で、酔って溺れて死んで…

何をいまさらかもしれないけれど...iPod にびっくり

この夏にiPodを買った。 PCを新しくしたときに、思い切って一緒に買ったのだ。 その時はそんなに深く考えず、外で気軽に音楽を聴ければいいな、くらいだったのだが。 なんだか、見事なくらい音楽の聴き方が変わってしまった。 環境が変わるってでかい…

NRBQはヤンキースタジアムを制覇した!

NRBQというバンドの名前は、昔から気になっていたのだが、聴いたことがなかった。 でも、CD屋さんに行ったら、今日はNRBQを買うべし、とアタマの中で誰かさんがささやいた。よし、買うべし。 店頭でジャケットを見比べる。 うむ、これだ! 「NR…

深い何かとつながっているミミ&リチャード・ファリーニャ

ミミ&リチャード・ファリーニャの2nd、「リフレクションズ・イン・ア・クリスタルウィンド」をお薦めです。 1960年代のアメリカのフォークグループなのだけれど、多分知名度は、怖ろしく低いと思う。 たった3枚しかオリジナルアルバムを出しておら…

荒涼としたオザケンもまたよし

僕は朝、CDをタイマーでセットしておいて、それを目覚ましのベルがわりに聴いて起きる。 この2ヶ月くらい、とりあえず、朝は日本のものを聴いて起きる、というのが習慣になってしまった。 一度、目覚まし用にセットされたCDは大抵一週間くらいはそのま…

ジャズ・来るべき人〜オーネット・コールマン

オーネット・コールマンの「ジャズ・来るべきもの」 いわゆるフリージャズの始まりがこのアルバムらしいが、今の耳で聞くと、かなりきちんとしたフォーマットに乗っ取ってやっているように聞こえる。「好き勝手」という意味でのフリーには全然聞こえない。 …

インテリジェンスから遠く離れて〜底抜けに楽しいジョージ・ブレイズ

音楽の聴き方なんてものは人によって、その時の気分や環境によって、かなり違うものだ。 これから紹介する音楽も多少、時と場合を選ぶかも。音楽に格調の高さ、芸術的感動、高尚さ、静謐、魂の叫び...等々を求めたい時。そういうときには、これから紹介す…

ストーンズのインテリジェンス

ローリング・ストーンズの昨年出たアルバム「ア・ビガー・バン」。曲や演奏の雰囲気ははっきり言って、いつものストーンズ節である。かっこいい、と思うけれど、特別新しくもない。いつもの感じ、と言っていい。マンネリ、といったら大いにマンネリである。 …

10年かかってぐっときたスライ

スライ&ザ・ファミリーストーンの「暴動」に収録の「サンキュー・フォー・トーキン・トゥ・ミー・アフリカ」はすごくいい。 このアルバムが発売される前に出た「サンキュー」と同曲なのだが、別テイク。いや、別の曲と言っていいくらい、演奏から受ける感じ…

ポール・マッカートニーの至福の音楽

ポール・マッカートニーがやってくれたぁ! いや、悪いことじゃないっす。 昨年の秋に出た「カオス&クリエーション・イン・ザ・バックヤード」を聴いたのだ。 よい。 よいです。 いいぞおおおおおお。 もう、60歳を過ぎた人である。 そういう人に過度な期…

コテコテではない時のグラント・グリーンもまた素敵だ

グラント・グリーンは大好きなギタリストだ。 このお薦めでも取り上げたことがあるけれど、何回だって取り上げていい気がする。 泥っぽくて、勢いがあって。盛り上げ上手で。 こういう人はホントにいいなぁ。デューク・ピアスンは知的なピアニストだ。 バリ…

R.L.バーンサイドこそ、モダンブルーズの名がふさわしい

R.L.バーンサイドというブルーズマン。 惜しくも昨年亡くなってしまったが。と、さも知ったように書いているが、僕もこの人のことを知ったのはつい最近。で、調べてみたら、「あらら、去年に亡くなっていたんだ。」ということが判明。好きになったときに…

金持ちのぼんぼんが作った音楽はクールだ

ボサノヴァ、という音楽はその始まりからして「金持ちのぼんぼんの音楽」だったらしいが〜それはその音を聴けば十二分に納得がいく〜ぼんぼんにも、ぼんぼんなりに表現すべきことはあるわけで、その質においてのみ評価されるべきだろう。 もちろん、ボッサは…

ジョージをトリビュートするジュリー

ジョージ・ハリスンが亡くなって、もうだいぶたつ。 ビートルズ、云々を超えて、僕の一番好きなギター弾き。そしてシンガー。「ジェントル・ギター・ドリームス」という日本のミュージシャンによる、ジョージへのトリビュートアルバムがある。つい先日、中古…

コンガレグレは素敵なジャズのおまじない

ホレス・パーランというジャズ・ピアニスト。 あまり有名ではない。 が、クラブ系のジャズなどを好きな人には「コンガレグレ」などは知られているかもしれない。コンガレグレ、っておまじないか呪文みたいだけれど、どんな意味なんだろう?その「コンガレグ…

僕の師匠はレイ・デイヴィス/キンクスだ!

キンクスは僕のいちばんのフェイバリットバンドなのだけれど、このページでは書くのは初めてだ。 もう僕にとっては神のような存在だから、「批評性」を放棄してしまっているようなところもあるし、(僕にとってキンクスの駄曲は存在しない。)また、ブリティ…

下品で素敵なスージー・クアトロ

下品でポップ、というのはよくありそうで、あまりない。 下品、というより、身も蓋もない単なるバカだったり、ポップ、というよりも、ただ単に軽いだけの中身空っぽ、と言う場合が結構多いからだ。 スージー・クアトロは紛れもなく下品でポップだ。 ただし、…

ビーチボーイズはペットサウンドではなく...

ビーチ・ボーイズと言えば、サーフ・ミュージック。 初期はそのとおりであります。名曲の嵐。 この10年くらいはビーチボーイズと言えば「ペットサウンズ」。 もちろんカンドーの名盤であります。でも、だからと言って好きかどうか、はべつの問題。 僕はサ…

リトル・フィートは煮込み系音楽

リトル・フィートの「ディキシー・チキン」。タイトル曲は、何かのオムニバスに入っていて聴いたことがあった。 ただ、そのオムニバス自体が、ディキシーチキン以外は大したことがなく、売ってしまったので、記憶の中でなんとなく、「ディキシー・チキン」っ…