2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

細野晴臣の歌モノは粋だ

細野晴臣の歌ものアルバムはよい。 1975年のアルバム「トロピカル・ダンディ」は傑作だ。 彼自ら「ソイ・ソースミュージック」と名付けていたそうだが、実に豊かな音楽だ。 焼きトウモロコシにかかった醤油の香ばしい匂い、のような音楽である。でもバタ…

ダサ・けば・かっこいい?エドガー・ウィンター

エドガー・ウィンターという人を知っていますか? ジョニー・ウィンターなら知っている、という人もエドガーは名前しか、というケースが多いのではないだろうか? 全盛期は1970年代。もう完全に過去の人ではある。 今聞けば、やっぱり古いところもある。…

ディランの声は苦手でも

音楽を、特に歌モノを聴くときに、その歌い手の声が好きかどうか、というのは大きな問題だ。 ボブ・ディランは世界中の誰もが認める、偉大ソングライターであり、ロックンローラー。 だが、僕は彼の声と、歌い方が好きになれないのだ。どうも。 もちろん素晴…

BB&Aでタコ踊り?

月に一度くらい、強烈にハードロックモードにはいることがある。 日常的に聴きたい音ではないのだが、中毒患者がヤクが切れた状態になってしまうのだ。ベック・ボガード&アピス「迷信」。ライブ・イン・ジャパンのバージョンで。 曲はスティービー・ワンダ…

ビル・エバンスとジム・ホールのつかず離れずな距離感

僕はそもそも、5〜6年前までは「ジャズなんかよお」という人であった。当然「興味もないし、わからない」の方である。 「あんなのアドリブの垂れ流しじゃん、全部同じに聞こえるし」 ジャズに対する愛情などある訳なかったので、もう、言いたい放題である…

ヒューイ・ルイスで踊ってた

ヒューイ・ルイス&ザ・ニューズの「ハート&ソウル」。 1983年の曲です。 もちろん曲自体も名曲だと思うが、実はこのタイトルをかぶせた「ダンスパーティ」をやっていたのだ、若かりしわたくしは。 もちろんこの曲、タイトルが気に入って名付けた。 2…

青春ははかっこ悪い

僕が持っているジャクソン・ブラウンのアルバムは「ランニング・オン・エンプティ」一枚きりである。 一枚しか持っていないから、さほど好きではないのか、というとそうでもない。 少なくとも、この「ランニング〜」はかなり聞き込んだ。 特にタイトル曲は素…

夏バテ防止にゲイトマウスおとーさんを

今日はまた、どーんと古いところへ。 クラレンス・ゲイトマウス・ブラウンの『ピーコック・オリジナル・レコーディングス』です。 これはオリジナルアルバムではなく、1950年代の彼のシングルを集めたコンピレーション。ブルーズの人、と思われているよ…

ジム・モリソンは声だけですごい

ジム・モリソンの「アメリカン・プレイヤー」 これはドアーズ、ではなくジムモリソン&ドアーズ名義だ。 どういうことかというと、ジム・モリソンの詩の朗読のテープに、彼の死後、残ったドアーズの面々がBGMをつけた、というシロモノだからだ。 そんなの…

ハンク・ モブレーはヘタウマか?

ハンク・モブレーの1960年のアルバム「ソウル・ステーション」をお薦めです。ハンク・モブレーは実際にプレイを聴く前に、文字からの情報が先行していた。 マイルズ・デイヴィスの自伝で「ハンク・モブレーとプレイしたときはイマイチだった。」という文…

ロン・セクスミスと一緒に呑みたい

久々に、リアルタイムのアルバムをレヴューするよ。 ロン・セクスミスのニューアルバム「タイム・ビーイング」。 まだ6月に出たばかりだから、ほやほや、といっていいだろう。僕は彼の熱心なファン、というわけではないけれど、3作目のアルバム、「ホエア…

ハウンドドッグ・テイラーはやばい...

このところ、ブルーズもよく聴いているいしはらですが。 これはやばい。やばいもんに出会ったですよ。 ハウンドドッグ・テイラー&ザ・ハウスロッカーズの1stアルバムです。 1971年製作だそうだ。ジャケットからしてオーラばんばん。 年は食っている…

ポールといえば マッカートニー 実はファンキー

友達にポール・マッカートニーのべスト盤MDを作ってあげた。 まずは、ビートルズでのポールのリードボーカルの曲でベストを作ってみた。全23曲。こうして俯瞰してみると、曲作り、サウンド作りの主導権を初期はジョンレノンが持っていたのが、1965,…

セロニアス・モンクだ 文句あっか??(言ってみたかったんだよう)

今日はセロニアス・モンク。 僕が真剣に音楽を聴き始めたのは中学二年の終わり頃。 レコードをバンバン買えるほどの小遣いを持っていない僕にとって、音楽の供給源はFM放送のエアチェックだった。 そのエアチェックに置いてもごく初期に録音した曲、それが…

シェリル・クロウは乾いた風の香りがする

シェリル・クロウを最初に聴いたのは、CDショップの店内でかかっているのを聴いたときだ。 声にまず、惹かれた。 ちょっと嗄れ気味の乾いた声。ブルーズを内に秘めた声だ。でもどっぷりではなくてなんかかわいらしさや茶目っ気なんかもありそうな、そんな…

ジョニ・ミッチェルのご尊顔

ジョニ・ミッチェルは、今さら僕が言うまでもなく素晴らしい音楽家だ。大ファン、というほどではないが、何枚かアルバムも持っている。 だが、僕はこの人の顔が好きになれなかったのだ。女性ミュージシャンが、美人である必要は全然ないのだけれど、でも、嫌…

一度は売ってしまったドクターフィールグッド

ずいぶん前に、持っていたのだけれど、その後「もうイイや」と思って売ってしまった、ドクター・フィールグッドのファーストアルバム、「ダウン・バイザ・ジェッティ」を久々に買い直した。最近ライブハウスで、ステージ転換の時にかかっているのを聴いて、…

聞き上手なウィントン・ケリー

今日はジャズの、しかも割りと地味な人をお薦め。世の中には聞き上手、な人がいる。 人の話をよく聞き、いいタイミングで相づちを打ち、喋っている人を気持ちよくさせ、更に面白い話を引き出す。 僕もそんな人を目指しているところもあるのだが、なかなか、…

ローラ・ニーロの膝の上で甘える

ローラ・ニーロの「ネステッド」というアルバム。 1978年のアルバムなので、フージョンがかったりしていたらヤだな、などと思いつつも、ジャケットのローラがあまりにも可愛く素敵なので、ジャケ買い。 ま、ローラのアルバムなら大はずれということはな…