2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

あやしいリゾートミュージックのマーティン・デニー

今日はなごみ系ブットビ音楽を聴いて「癒されよう」。 マーティン・デニーの「スキヤキ」だ。 そう、ご存知・九ちゃんの「上を向いて歩こう」のインスト版のカバーだ。 面妖なシロモノである。このデニー氏は1950年代から60年代くらいにかけて活躍した…

ケニー・ドーハムを聴いて音の黒さってなに?と考えた

ケニー・ドーハムの「アフロデシア」。1955年の作品。 アルバム「アフロキューバン」に収録。 この曲はいわゆる、クラブジャズ/レア・グルーブ界では超有名曲らしい。 ぼくはその辺に疎いのでよく分かっていなかったのだが、ジャケ買いで買って、一番ピ…

ドノヴァンはお薬くさいスーパーマン

ドノヴァンの歌は不思議な浮遊感がある。 フォーク時代の曲でもサイケばりばりでやっていた頃も共通している。 1966年の「サンシャイン・スーパーマン」。 これはかなりオクスリの匂いもする。多分ドラッグをめきめき吸っていた頃だろう。 最初は良さが…

モテそうな音楽?ブッカー・T 

この前、練習スタジオに行った時に、 そこの店員さんと雑談をしていて、久々に核心をつく、 というか原点帰りの発言を聞いた。 「バンドやってるからにはモテたいっすよねぇ。」 目から鱗。 ってほどでもないが。でも。 そうだよ。 これじゃん。 ガキが音楽…

ハナレグミは暖かい音だ

ハナレグミのアルバム「帰ってから歌いたくなってもいいようにと思ったのだ」。 長いタイトルである。が、もちろんそんなことと関わりなく内容はよい。とてもよい。 軽いけど、アホンダラの軽さではなく、しっかりと地に足が着いた軽さだ。 暖かいけど、厳し…

CCRのジョン・フォガティはすごいギタリストでもある

昨日はサンタナ。 今日は、ジョン・フォガティ。 そう、C.C.Rだ。 C.C.R.の「ボーン・オン・ザ・バイヨー」 大好きだ。 ほんとにいい。 リアルタイムで、彼らが活躍している頃に、立ち会えなかったのが残念だ。 アルバムでどうとかは、あまり思わ…

サンタナはイキ顔でギターを弾く

その存在はずいぶん前から知っていたけれど、ちゃんと聴くようになったのはわりと最近。 かなりのビッグネームだが、今まで先入観だけでノーマークだった人。 なんかベタベタしていて、暑苦しい。なんかダサそう。 そんなイメージを抱いていて敬遠していたの…

手付かずだったコルトレーン...

このお薦めの中で、ジャズも結構薦めているのだが、ジョン・コルトレーンは取り上げたことがないと思う。 ビッグな人ではチャーリー・パーカーもない。 チャーリー・パーカーは聴いたことがないから。 ジョン・コルトレーンは苦手だからである。マイルズ・デ…

今日は映画で〜ミスター・ルーキー

あまり、ビデオで映画を見るのは好きではないのだが、久々にに見たビデオでの映画「ミスタールーキー」 映画館での上映の時、気になっていたのだが、見に行く余裕もなく、気がついたらロードショウも終わってしまっていたのだ。 もう3年位前の映画だけれど…

ケブ・モとは長いお付き合いになるかも

ケブ・モ、というブルーズマン。 今、50代くらいなのだろうか。 2006年の今、ブルーズという音楽スタイルが どれだけ必要とされ、聴かれているのかはよく分からないが。 オールディーズのブルーズではなく、現在進行形の音楽として、このケブ・モ氏は…

ホール&オーツはポップなのにそこはかとなく変

80年代は、僕にとっては「暗黒のリスナー時代」だった。ほんの数名のミュージシャンを除いてはどれも面白くなく、つまらなかった。そんな中である意味80年代を代表するような人たちなのだが、今聞いてもエバーグリーンな。 ホール&オーツ。 リアルタイム…

ジョアン・ジルベルトの入れ子のような音楽

ジョアン・ジルベルトの「3月の水」というアルバム。 そしてそのタイトル曲。 1973年の作品だ。入れ子のような構造の、エッシャーのだまし絵のような不思議な世界。 サイケのように音響的な仕掛けがあるわけではない。 ガットギターとパーカッションと…

マイルズにもギルにも見捨てられてしまった「芳醇の音」

マイルズ・デイヴィスとギル・エヴァンスのコラボレーションは、アルバムとして残っているものとしては、全部で4作である。 初期の「クールの誕生」をいれても(といっても二人以外にもアレンジなどにはジョン・ルイスやジェリー・マリガンもかかわっている…

フォー・トップスはスケールの大きい唄で包んでくれる

フォー・トップス。 モータウン全盛期を代表するアーティスト、と言っていいだろう。 60年代から70年代にかけてのソウルミュージックでは、モータウンよりもアトランティック/メンフィス系のものの方が、好きな音楽は多いのだけれど、でも、だからとい…

ポール・ウェラーは後ろを振り返らない

やることが色々とあると、光陰矢のごとし、である。 でも、いいことだと思うけどね。暇を持て余しているよりは。だいたい、そういう時はロクなこと考えないし。で、今日はポール・ウェラー。 この人のことは、音楽も好きだけど、活動の仕方が、とても好きで…

チャボの疲れた前向きさが好きだ

チャボは大好きだ。 そう。仲井戸 麗市。 高校の頃は歌い方とかも、コピーしたものだ。 どう聴いても上手くはないのだが、とてつもなく味のある歌い方が好きだった。あのちょっとハナにかかった声がたまらん。 そしてあの微妙な疲れ具合。 ギターもカッコイ…

JBでターンを決めた彼女は元気なのだろうか?

ジェームス・ブラウンの「パパズ・ガット・ア・ブランド・ニュー・バッグ」 長いタイトルだ。 もちろん名曲だ。 しかもファンクなどという言葉がなかった1965年頃に、その原型を築いた曲の一つ。もうずいぶん前、15年くらい前だが。 あるパーティライ…