NRBQはヤンキースタジアムを制覇した!

NRBQというバンドの名前は、昔から気になっていたのだが、聴いたことがなかった。
でも、CD屋さんに行ったら、今日はNRBQを買うべし、とアタマの中で誰かさんがささやいた。よし、買うべし。
店頭でジャケットを見比べる。
うむ、これだ!
「NRBQ アット・ヤンキースタジアム
だだっ広いヤンキースタジアム無人
いや、よーく見ると豆粒ほどの人が写っている。メンバーらしい。
うひゃあな感じだ。
こういうことをジャケットでイケしゃあしゃあとやってしまう人は、もう、大好きである。
即買い!

で、音の方は。
痛快豪快。エルビス・コステロがリスペクトしてた、なんてどこかの記事で読んだ記憶があるけれど、確かにあの頃、つまり70年代後半のパブロック勢と音の肌触りは似ている。もうちょっとからっとしていて丸っこい感じではあるが。
こういうスピード感があって、しかも妙なポップ感もあって、もう大好きだ。
このバンドは全員ソング・ライティングが出来るようなのだが、特にベースのジョーイ・スパンピナートという人が書く曲が僕のツボだった。
優しくて切なくて美メロででも、大仰じゃなくて...こりゃコステロも好きになるはずだわ。

多分ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、とかも、売れる前はこんな感じだったのでは、と、ふと思ってしまった。
NRBQは彼らほどに売れたことは一度もなく、地道に全米のライブハウスやバーを回っていたらしい。
やっぱパブロックじゃん。