モテそうな音楽?ブッカー・T 

この前、練習スタジオに行った時に、
そこの店員さんと雑談をしていて、久々に核心をつく、
というか原点帰りの発言を聞いた。
「バンドやってるからにはモテたいっすよねぇ。」
目から鱗
ってほどでもないが。でも。
そうだよ。
これじゃん。
ガキが音楽始める動機なんて。
もちろんガキじゃないけどさ。

なんか今、ギターを弾き始めたばっかりの中学2年生でも
言いそうにないせりふではある。
音楽性だの作品としてどうだの、上手に演奏できるだの以前に、
やっぱこれだよな。
すっかり忘れていたよ。いかんいかん。

もちろん今の僕はこれだけではやっていないし、
また、できないと思う。
でも、良い曲を作ろうとがんばったり、
カッコイイ演奏をできるよう、練習したりというのは、
結局、人に認められたいからだ。
「いい演奏だったね」「かっこいいね」
「〜の曲に感動した」「面白かった」
というような反応を得たいよね、ライブをやるからには。
大まかにまとめてしまえば、「認められたい」ということだ。
「もてる」というのも当然その中に含まれる。


いくら自分で納得していて、
満足のいくものを作ったとしても、
よい評価が一つも得られなかったら、
それは悲しい。結構辛い。
過去にズタボロのひどいライブをやったことだってあるから
よく分かる。
同情や哀れみの混じった視線ほど辛いものはない。


と原点帰りしたところで。
その店員さんとは「ソウルジャズ好き」
というところで好みが合う。
今日はそんなもてそうな、ワルそうな音楽を。
ブッカー・T&MG’Sで「ブートレッグ」
歪んだギターとオルガンの絡みがかっこいいぞ。
モテそうだ。