ハウンドドッグ・テイラーはやばい...

このところ、ブルーズもよく聴いているいしはらですが。
これはやばい。やばいもんに出会ったですよ。
ハウンドドッグ・テイラー&ザ・ハウスロッカーズの1stアルバムです。
1971年製作だそうだ。

ジャケットからしてオーラばんばん。
年は食っているけど、どう見ても枯れていない、でっへっへ系のクソジジイがスライド・バーをはめた手でネックを握りにやにやしている。
で、音は?

かっちょいいです。
もう、なんなんだろう、このグルーヴ感と怪しさは。
ひずみきった音なのだが、これ以外に合う音色は考えられない。
かっこいい。うーん、言葉を失うなぁ。

ブルーズなのだけれど、「悲しみ」とか「憂鬱とか」そういう種類のブルー、ではない。
かといって「楽しけりゃOK」というようなものでもない。
本人たちはただ気持ちよくやっているだけなのだろうけれど、いわく言いがたい深さもあるのだな。

ベースレスのギター*2、ドラムという編成のバンドなのだが、ベースレスはこのバンドの場合正解だろう。サイドギターのがつがつな感じが全体のグルーヴをよりあおっている。そしてハウンドドッグ爺さんの攻撃的なヴォーカル、絶対やばい人だよこの人、と思わせるスライドギター。ぶっ飛びの突っ走りであります。

で、この音楽を一言で表すと、「でっへっへ」なんですね。
かっこいい、以外の形容詞が見つからないのですね。
う〜ん、とにかく聴いてくれぃ。