ツェッペリンでこの曲を薦めるかぁ!
ふぁふぁふぁ。
今日はレッド・ツェッペリンじゃ。
いつ出そうか手ぐすね引いて待っておったのじゃ。と、じじいモードで。
「ギャロウズ・ポール」サード・アルバムに収録だ。サードなら移民の唄でしょう、という声が聞こえてきそうだが、ワシはB面派。
このアルバムの真髄はなんといってもB面のアコースティックサイドにある。
ツェッペリンのメンバーはみんな演奏能力に長けていると思うが(ジミー・ペイジは言われるほど下手じゃない)こういうアコースティックな曲でこそ分かる、ボンゾのドラマーとしての凄さ。
バンジョーやマンドリンを使いながらも、メロディアスな方向に流れず、リフ・マシーンと化すペイジとジョーンジー。
ツェッペリンのエキスがたっぷり詰まった曲だ。
彼らの曲のいいところは、音によって特定の感情が呼び覚まされないところだ。
情緒的な音ではないのだ。
音がひたすら音として迫ってくる。
それに身を委ねてしまうと、ひたすら気持ちいい。
といってもなごみ系や癒し系ではなくそのような余計な意味をすべてはぎとった、純粋に音としての気持ちよさ。
高校1年の時ディープ・パープルのマシンヘッドを買いに行ったのにたまたま売り切れで、でも何か買わなければ気が済まなくて、深い理由もなく買ったツェッペリン。
いやー、あのとき出会っていてよかったよ。
最近、ツェッペリンもビートルズも知らないでバンドをやっているなどという不届きな輩が増えているらしいが、そういうやつらのヘッドホンステレオにぶちこんでやらなきゃな。レッド・ツェッペリン。